1歳虐待死の両親不満、高裁判決に「バカ」

平成22年に大阪府寝屋川市で、
三女「瑠奈ちゃん」1歳に
暴行を加えて死亡させたとして、
両親が傷害致死罪に
問われた虐待事件です。

大阪高裁が4月、
両親に懲役15年(求刑懲役10年)を
言い渡した一審大阪地裁判決を支持し、
両親の控訴を破却したとき、
父親が法廷で「バカ」とつぶやいたそうです。
両親は判決への不満をあらわにした様子。


今回、一審は裁判員裁判で審査されたとのことでした。
また、両親の虐待の残虐さに加え、
「児童虐待が大きな問題とされている
社会情勢も考慮すべき」として、求刑の1.5倍
という異例の量刑となりました。

当時、瑠奈ちゃんは夜中の午前0時ごろ、
頭部付近を平手で強打し、床に打ち付けさせるなど
暴行を加えたそうです。
病院で意識不明の状態が続き、約39日後に
急性硬膜下血腫による脳腫瘍で死亡が確定。
体にあざがあったことから、医師が大阪府警や
児童相談所に通報。問題が発覚されたそうです。

両被告は控訴審判決を不服をして上告しているそうです。

子供は自分で身を守れないので、
虐待されていても、頼るのは親しかいません。
虐待が続いていても、どうしていいかわからず、
逃げ場がないのです。

今回の事件は記事を読めばわかるとおり、
周囲が気づくチャンスがあったようです。

周囲が気づけなかったというのと、
気づいていたけど疑われるのが
つらかったというのとでは
全然意味が違います。